青年部主催の講演会

自然と向き合う~大山に生きるブナたち~

「自然と向き合う」~大山に生きるブナたち~

写真家・福島多暉夫氏

2012年4月25日、鳥取青年部の第36回「青年平和講座」が米子文化会館で行われ、日本写真作家協会理事、米子市写真家協会会長である福島多暉夫氏が「自然と向き合う~大山に生きるブナたち~」とのテーマで講演した。

氏は、与えられた環境に感謝し、それを生かす努力の必要性を訴えた。

福島多暉夫氏の講演より

福島多暉夫氏の講演より

東日本大震災に際し、被災者の方々が〝失われた写真〟を探し求めておられる姿がありました。写真は、自分の生活、思い出を語ってくれるものです。ぜひ、皆さんも、日常の様子を写真にとどめていっていただきたい。

米子市内で生まれ育った私にとって、大山(だいせん)は身近な存在です。大山には、西日本でも最大級のブナの原生林があります。ブナ林の土壌は豊かで、保水力が高く、〝緑のダム〟と呼ばれます。自然環境の状態を示すバロメーターともいえます。

私は、樹齢400年を超えるようなブナの巨木を探して、撮影することがあります。そのような巨木に向かうと、自然と頭が下がります。生き抜いてきた力を感じるのです。

動物と樹木の一番の違いは何か――それは、木は生まれた場所から一歩も動けないということ。じっとその場所で、頑張って生き抜くしかない。そんなブナに思いを馳せる時、私たち人間も、与えられた環境に感謝し、それを生かす努力をしなければならないと思うのです。