テレビ東京が2017年(平成29年)11月24日、「ワールドビジネスサテライト」において創価学会を取り扱った特集番組を放送した。
これについて、学会は同30日、番組の内容や取材方法に重大な問題があるとして、テレビ東京に対し厳重抗議を行うとともに、謝罪およびネット配信された同番組の映像等を削除するように求めた。
抗議の内容は①テレビ東京が番組放映にあたり、学会に対し事前の取材依頼もなければ、実際の取材も一切ないままに番組を放映したこと②内容的にも、学会から除名された人物らの主張や言動を一方的に取り上げ、視聴者に学会に対する偏見を植え付けるものとなっていること③会員や役員を隠し撮りした映像が放映されていることなどである。
これに対し、テレビ東京は、自局のネット上での番組配信を直ちに取りやめるとともに、ウェブ上の違法動画についても削除要請を行った。また、学会に直接取材しなかったことについては、「取材の過程に不手際」があり、報道内容についても、「大変遺憾に思います。ご指摘の点は真摯に受け止め、今後の取材活動や番組制作に生かしていく所存です」と謝罪した。
さらにテレビ東京は、隠し撮りについて、当初はそのような事実はない旨回答していたが、学会からの再抗議を踏まえ、2018年2月22日付文書において、「詳細に調査した結果」、それ自体が事実と異なっていたことが判明したとして、学会に対し、改めて「大変遺憾に思っており、謹んでお詫び申し上げます」と重ねて謝罪するに至った。
(聖教新聞2018年2月27日付)