創価学会についてQ&A for YOUTH

8. 東京地裁 元職員3人の訴えを棄却

元職員らの中傷ちゅうしょう行動について

8. 東京地裁 元職員3人の(うった)えを棄却(ききゃく)

裁判所(さいばんしょ)身勝手(みがって)な主張を一喝(いっかつ)

元職員3人の独善性(どくぜんせい)(きび)しく指弾(しだん)

<裁判所が示した判断>

「(元職員3人は)自身らが反省を求められている問題を(かえり)みる姿勢(しせい)を見せることなく、かえって、創価学会や池田名誉会長の指導等の一部を殊更(ことさら)に強調して、これを大義名分(たいぎめいぶん)として、創価学会の将来のための重大な問題であるなどと論点(ろんてん)をすり()え、(みずか)らにこそ正義があり、その正義を通すために行動せんとする姿勢に陶酔(とうすい)するかのごとく被告(ひこく)(=創価学会)に(あら)がったものである」

「(元職員3人の目的は)根本的(こんぽんてき)かつ究極的(きゅうきょくてき)には、本部指導監査(かんさ)委員会の指導を(ふく)めた()(かた)異議(いぎ)(とな)えて自らの理屈(りくつ)を通すこと、被告が原告(げんこく)らの要求(ようきゅう)(おう)じるまで自己の主張を()べ続けること、あるいは自らの()(ぶん)が通るまで被告に説明を求め続けることにあった」

「(元職員3人の主張は、自分たちが行った)問題の根本を(けむ)()こうとする詭弁(きべん)というほかない」

(くる)(まぎ)れに提訴(ていそ)するも大惨敗(だいざんぱい)

またもや、身勝手(みがって)な主張が裁判所(さいばんしょ)から一喝(いっかつ)──。創価学会を会員除名(じょめい)された「足軽会(あしがるかい)」なるグループのメンバーである、小平秀一、滝川清志、野口裕介の3人が、学会本部職員当時の配転(はいてん)配置転換(はいちてんかん))命令、譴責処分(けんせきしょぶん)不当(ふとう)であると提起(ていき)した裁判で、東京地方裁判所(阿部雅彦裁判長)は2019年(平成31年)3月26日、3人の(うった)えを棄却(ききゃく)。すでに敗訴(はいそ)確定(かくてい)している懲戒解雇(ちょうかいかいこ)処分の無効(むこう)を訴えた裁判と同様、小平らが完全敗訴した。ここでは、判決で(きび)しく指摘(してき)された元職員3人の独善性(どくぜんせい)誤魔化(ごまか)しを紹介(しょうかい)する。

〝職員の適格性(てきかくせい)()く〟と認定(にんてい)

裁判所は、まず、小平らが一方的かつ執拗(しつよう)再監査(さいかんさ)を求めた2008年5月の、学会の本部指導監査委員会の指導について、次のように認定した。

同委員会は、小平らのグループと後輩会員らの双方に対して、「(たが)いに反省するべき点を反省し、謝罪(しゃざい)するべき点を謝罪して、それぞれが誓約書(せいやくしょ)を提出して再出発するという趣旨(しゅし)の指導」を行った。

しかし、小平らは、同委員会が指導したにもかかわらず、誓約書の提出を拒否(きょひ)。その後、学会の幹部や職場上長から、再三(さいさん)説得(せっとく)を受けても、その態度(たいど)(あらた)めなかった。

創価学会が、「(そのような彼らに対して)職場上長の指示に従わず、職員と協力し合おうとしないものと評価(ひょうか)して、その職員として適格性を()くものと判断(はんだん)したとしても当然というべき」と指摘。

その上で、小平らに対する配転(配置転換)命令には、「将来に向けて原告(げんこく)らの更生(こうせい)(はか)る(さらに付言(ふげん)すれば、職場において一方的に原田会長や上長に対して面談を要求するという行為(こうい)をやめさせて職場の秩序(ちつじょ)維持(いじ)する)という業務上の必要性」があったと認定した。

大義名分(たいぎめいぶん)として学会指導を悪用

さらに、裁判所は、〝自分たちは間違(まちが)っていない〟として、再監査要求を()(かえ)した小平ら自身にこそ問題があったことについて、次のように(するど)喝破(かっぱ)している。

「(本部指導監査委員会の指導を)不公平(ふこうへい)な内容であると(とら)えてこれを受け入れることを(こば)んだ原告らの姿勢(しせい)こそ、(かたよ)ったものといわざるを()ない」

学会から再三、指導・説得を受けても、「これを聞き入れず、自身らが反省を求められている問題を(かえり)みる姿勢を見せることなく、かえって、創価学会や池田名誉会長の指導等の一部を殊更(ことさら)に強調して、これを大義名分(たいぎめいぶん)として、創価学会の将来のための重大な問題であるなどと論点(ろんてん)をすり()え、(みずか)らにこそ正義があり、その正義を通すために行動せんとする姿勢に陶酔(とうすい)するかのごとく被告に(あらが)ったものである」

そして、「このような原告(げんこく)らを、冷静かつ客観的(きゃっかんてき)合理的(ごうりてき)に物事を洞察(どうさつ)する能力(のうりょく)欠如(けつじょ)した状態にあるとみて、それまでの業務とは(こと)なる業務に従事(じゅうじ)させ、今一度本部指導監査(かんさ)委員会の指導の趣旨(しゅし)目的と双方に対する客観的な指導の内容を冷静に認識(にんしき)させようとしたとしても、もっともなことといえる」として、学会の配転命令(はいてんめいれい)制裁(せいさい)的な人事であったとする小平らの(うった)えを(しりぞ)け、配転命令は正当(せいとう)であったと認定(にんてい)したのである。

また、裁判所(さいばんしょ)は、学会が小平らに行った譴責処分(けんせきしょぶん)についても、彼らの身勝手(みがって)な主張を一蹴(いっしゅう)している。

「(創価学会は)本部指導監査委員会の指導を(ふく)めた()(かた)異議(いぎ)(とな)える原告らに対して、平成21年(=2009年)10月末をもって、再度、明確に再監査をしない(むね)伝えた。原告らは、それにもかかわらず、引き続き、その理由を自分たちが納得(なっとく)するまで説明する機会(きかい)(もう)けるよう、被告の幹部や職員等に対し、適切(てきせつ)な手続を()ずに要請(ようせい)し続けたものである。このような原告らの行為を客観的にみれば(中略)その場所・態様(たいよう)・回数・頻度(ひんど)からして、被告の本部指導監査委員会の指導に抗い続け、組織の規律(きりつ)(いちじる)しく(みだ)し、職場環境(かんきょう)悪化(あっか)させるものに当たることは明らか」であると、明確に認定したのである。

問題の根本を(けむ)()こうとする詭弁(きべん)

そもそも、職員でありながら、本部指導監査委員会の指導に(したが)わず、の再監査を求める行為(こうい)正当化(せいとうか)される余地(よち)などない。

そのことを、裁判において、学会側より指摘された小平らは、今度は、面談を求めた目的が再監査要求であったことを誤魔化(ごまか)そうとして、〝面談の機会を求めるためであった〟とか、〝手紙に対する返事がなかったから、その理由を確認するため〟等と姑息(こそく)な主張をするに(いた)った。

裁判所は、こうした彼らの主張についても(きび)しく指弾(しだん)している。

「一連の事実経過(けいか)からすれば、原告らの目的は、根本的かつ究極的(きゅうきょくてき)には、本部指導監査委員会の指導を含めた在り方に異議を唱えて自らの理屈(りくつ)を通すこと、被告が原告らの要求に応じるまで自己の主張を()べ続けること、あるいは自らの言い(ぶん)が通るまで被告に説明を求め続けることにあった」

「(元職員3人の主張は)原告らの行動が被告の幹部らに対して面談を求める直接行動を()(かえ)し続けるというまでにエスカレートしたという問題の根本を(けむ)()こうとする詭弁(きべん)というほかない」

今回、裁判所(さいばんしょ)は約3年の審理(しんり)()た上で、小平らの本質・実体(じったい)(きび)しく指弾(しだん)した。

小平らは、裁判をやる一方で、インターネットやマスコミ等を利用して、自分たちこそが池田先生の指導に(そく)しており、執行部(しっこうぶ)は指導に違背(いはい)しているなどと、執行部批判(ひはん)を繰り返してきた。

しかし、彼らの独善性(どくぜんせい)詭弁(きべん)ぶりは、裁判所からも一刀両断(いっとうりょうだん)されたのである。

<これまでの経緯(けいい)

小平らは、学会で厳禁(げんきん)とされている「足軽会(あしがるかい)」なる独自グループ(組織内組織)を形成(けいせい)。彼らが学生部幹部をしていた当時のことについて、後輩会員らが〝暗黒時代〟と批判したとして、〝対話〟と(しょう)し、集団で執拗(しつよう)な面談を要求(ようきゅう)

()()()てに後輩会員の転勤先(てんきんさき)にまで集団で()()けるなど、攻撃対象(こうげきたいしょう)とした後輩会員らを徹底的(てっていてき)()()め、屈服(くっぷく)させようとしていた。

本部指導監査(かんさ)委員会がこの問題を取り上げ、2008年5月、小平らと、後輩会員らの双方に対し、(たが)いに反省すべき点は反省し、謝罪(しゃざい)すべき点は謝罪して、再出発すべきとの趣旨(しゅし)から、それぞれに対して指導を行い、誓約書(せいやくしょ)の提出を(もと)めた。

さらに、同委員会は小平らに対して、彼らが結成した「足軽会」なるグループは、学会で厳禁(げんきん)とされている組織内組織であること、その存在が集団的問題行動を()こすに(いた)った要因(よういん)であるとして、グループを解散(かいさん)するよう指導し、その(むね)の誓約書の提出を求めた。

この指導に対し、後輩会員らは誓約書を提出したが、小平らは、〝グループはすでに解散して存在しない〟などと誤魔化(ごまか)し、提出を拒否(きょひ)した。

所構(ところかま)わず執拗に面談を要求

その後、地元組織の幹部や職場上長から、同委員会の指導に(したが)うようにと説得(せっとく)・指導されても、彼らは一向(いっこう)独善的(どくぜんてき)な考え方を(あらた)めなかった。

原田会長からも、同様の注意・指導が再三(さいさん)伝えられたが(まった)く聞き入れようとせず、それどころか、法人役員らに対して、再監査を求めて面談要求を行うようになった。このような事情(じじょう)考慮(こうりょ)し、2009年11月以降、小平らを学会本部から各方面へ配転(はいてん)配置転換(はいちてんかん))。

しかし、配転後も、彼らは連携して、配転先から法人役員らの(もと)(おとず)れ、事前(じぜん)の約束も取り付けることなく、所構(ところかま)わず、()(わきま)えずに、執拗(しつよう)に面談要求(ようきゅう)()(かえ)した。

学会指導に(したが)わず、再監査(さいかんさ)を求めて面談要求を繰り返す小平らの言動が、職員としておよそふさわしくないことは明白(めいはく)であり、2011年10月、小平らに反省を(うなが)すため、譴責処分(けんせきしょぶん)始末書(しまつしょ)の提出)とした。

ところが、小平らは(まった)く反省することなく、業務妨害(ぼうがい)迷惑行為(めいわくこうい)をエスカレート。その結果、小平、滝川、野口は、2012年10月、学会本部を懲戒解雇(ちょうかいかいこ)となったのである。

懲戒解雇の無効(むこう)(もと)めたが敗訴(はいそ)

同年12月、彼らは懲戒解雇が無効であるとして裁判(さいばん)提起(ていき)

しかし、東京地裁は、彼らが法人役員らに対して10カ月余の間に2000回を()える架電(かでん)をしたことが、「執拗」であり、「それ自体()を超したもの」として、業務を(いちじる)しく妨害したと判断(はんだん)し、懲戒解雇が有効(ゆうこう)であると判示(はんじ)。最高裁でも同判断は維持(いじ)され、2015年10月、小平らの敗訴が確定している。

懲戒解雇の無効を求めた裁判において敗訴した小平らは、今度は、懲戒解雇の前段階に行われた配転命令や譴責処分を()(かえ)して、2016年3月、配転命令や譴責処分の有効性を(あらそ)って、裁判を提起してきたのである。

なお、本部指導監査(かんさ)委員会から(きび)しく注意されていたにもかかわらず、〝解散した〟と言っていた彼らのグループが、一貫(いっかん)して存続(そんぞく)していたことが発覚(はっかく)。そのため、2014年6月に元職員3人は、学会を会員除名(じょめい)処分となった。

(創価新報2019年4月17日付)