アンケート調査
「若者とコロナ」
コロナショックにより、さまざまな場面において対応が迫られた2020年の春。自粛生活が続いた中、私たちの意識はどう変化したのでしょうか。創価学会青年部員およびご協力いただいた方(10~40代)を対象にした「若者とコロナ」に関するウェブアンケート(6月12~30日に実施)の結果を紹介します。
Q1コロナによる収入への影響はありましたか?
年代別
「収入への影響はなかった」が62.3%で最も多かった。また、「収入は減った」「少し収入は減った」と答えた人の合計が34.1%にのぼり、収入が減った人が一定数いることがわかった。
Q2-1自粛生活によるストレスはありましたか?
年代別
「ストレスがあった」と答えた人は70%以上となった。自粛生活によってストレスを感じる人は多いことが明らかになった。年代別では大きな違いが見られなかった。
Q2-2(2-1でストレスがあると回答された方)そのストレスの要因であてはまるものはどれですか?(複数回答可)
年代別
項目説明
- 項目1:
- 感染への不安
- 項目2:
- やりたいことができない
- 項目3:
- 対人接触の機会が減った
- 項目4:
- 運動不足
- 項目5:
- 仕事・学業への影響
- 項目6:
- 今後の仕事への不安
- 項目7:
- 家族との時間
- 項目8:
- リモートワーク(オンライン授業)
- 項目9:
- 育児・子どもの教育関連
- 項目10:
- 健康を害したこと
- 項目11:
- 自粛しない個人や商店への私的な攻撃(自粛警察)
「感染への不安」「やりたいことができない」「対人接触の機会が減った」が高い回答率を得た。年代別を見ると、年代が高くなるほど「感染への不安」を回答する人が増えている。
Q2-3自粛期間において、仕事以外で何をする時間が増えましたか? (3つまで選択してください)
年代別
項目説明
- 項目1:
- 動画コンテンツ視聴(映画視聴含む)
- 項目2:
- テレビを見る
- 項目3:
- SNS利用
- 項目4:
- 家族との会話
- 項目5:
- 料理
- 項目6:
- ゲーム
- 項目7:
- 読書・学習
- 項目8:
- ネットサーフィン
- 項目9:
- 他者との会話(電話やビデオ電話)
- 項目10:
- 家での運動
- 項目11:
- 買い物(オンラインショッピングを含む)
- 項目12:
- 外への散歩
- 項目13:
- 特になし
回答は「動画コンテンツ視聴」「テレビを見る」「SNS利用」の順に多かった。「動画コンテンツ視聴」と「SNS利用」は、10代や20代で高い回答率となっていることが特徴的。
Q3自粛生活を経て、大切だと強く感じるようになった事柄に近いものはどれですか?(複数回答可)
年代別
項目説明
- 項目1:
- 友人との時間
- 項目2:
- 直接、人と会うこと
- 項目3:
- 外出
- 項目4:
- 一人の時間
- 項目5:
- 家族との時間
- 項目6:
- 生活力(貯金等)
- 項目7:
- 仕事
- 項目8:
- 職場の人間関係
- 項目9:
- 正しい情報
- 項目10:
- オンラインの有効活用
- 項目11:
- 環境問題への意識
- 項目12:
- 国際協調
- 項目13:
- 危機意識
- 項目14:
- 健康への意識
- 項目15:
- 趣味をもつこと
- 項目16:
- 特になし
「直接、人と会うこと」を回答する人が62%に上り、最多となった。比較的高い回答率を得た「正しい情報」「友人との時間」が世代によって回答率に差が見られるのに対して、「直接、人と会うこと」は全世代で高い結果となった。
Q4-1自粛期間にリモートワーク(オンライン授業)をしましたか?
年代別
リモートワーク(オンライン授業)を経験した人は全体の4割弱であった。10代では「はい」と答える人が多くおり、学生層にオンライン授業が普及していることが推測できる。
Q4-2(4-1で「はい」と回答された方)経験されたうえでの感想を教えてください。
年代別
リモートワーク(オンライン授業)を経験した感想として、肯定的な意見を持つ人が75%以上いることがわかった。年代別に見ると、比較的に10代がやや不満を抱いていることがわかる。
Q4-3(4-1で「はい」と回答された方)今後、自分がいる環境でリモートワークは定着すると思いますか?
年代別
リモートワーク(オンライン授業)を経験した人の7割以上が「リモートワークは普及する」と考えている。
Q4-4(4-3で「あまり思わない」「全く思わない」と回答された方)その理由としてあてはまるものはどれですか?(複数回答可)
年代別
項目説明
- 項目1:
- 会社・大学等の方針
- 項目2:
- 仕事・勉強の環境(スペース等)の問題
- 項目3:
- PCの性能やネット環境の問題
- 項目4:
- 集中力の維持の難しさ
- 項目5:
- 上司や同僚、クラスの友人等とのやり取りの問題
- 項目6:
- プライベートとの切り替えの難しさ
- 項目7:
- 時間のメリハリが難しい
- 項目8:
- オンラインツールに慣れない
リモートワーク(オンライン授業)が普及すると思わない理由として、「会社、大学等の方針」「仕事・勉強環境の問題」「PCの性能やネット環境の問題」の順で高い回答率となった。普及しないと考える理由では、10代と20代以降で違いが大きく見られた。