創価の思想を学ぶ

第1回 総論

第1回 総論創価三代が築いた人間主義の大潮流(1)

人間革命の大哲学を世界へ

「創価三代が築いた人間主義の大潮流」では、学会の81年余の広布史を繙き、創価三代の会長と同志が織り成す師弟共戦のドラマに迫る。〝世界に平和を! 民衆に幸福を! 人間に勝利を!〟――初代から2代、2代から3代へと、脈々と受け継がれた妙法流布の精神に触れ、不二の弟子として命に刻むべき魂を学んでいきたい。

恩師の構想すべて実現 学会は192ヵ国・地域に

私は、一生涯、戸田先生にお仕え申し上げた。
私は、先生の構想を寸分も違わずに実現してきた。
私の胸は、栄光の未来と勝利の輝きで大満足である。
この人生、何一つ、悔いはない。
師に仕えるありがたさ――一切の勝利の根源は、この一点の法則にあるからだ。(「随筆 人間世紀の光」〈「3・16」に弟子は立つ〉) 

挿絵

世界に冠たる「民衆の城」――創価学会。
今や同志の連帯は世界192カ国・地域に広がり、妙法の音声は24時間365日、途切れることなく全地球を包み込んでいる。
学会創立81周年の佳節となった2011年11月18日、池田名誉会長への名誉学術称号を携えて日本を訪れた、ロシアの名門・国立貿易経済大学のバブーリン総長は、厳然と語った。
「池田博士は皆様だけの存在ではありません。博士の思想は、人類が到達しうる最高峰となっています」
この言葉通り、名誉会長が世界の大学・学術機関から受章した〝英知の宝冠〟は、320に。空前絶後、人類史に輝く壮挙である。
また、ハーバード大学など海外の大学・学術機関で行われた講演は、32回を数える。現代世界の頂点に名を連ねる知性たちが、名誉会長の哲学と行動に注目し、その言々句々に真摯に耳を傾けてきたのである。
あらゆる文明を超え、イデオロギーを超えて、今や多くの国の最高学府で、本格的な「池田思想」の研究が始まっている。

権力の魔性を破れ! 壮大な宗教革命に挑戦

「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書1467ページ)
かつて日本は、国家神道を国民の精神的支柱として、アジアの民衆に塗炭の苦しみを与え、自国民を破局へと追いやっていた。
創価学会が誕生したのは、まさに日本が侵略戦争の泥沼へと突き進んでいた当時であった。
初代・牧口常三郎会長は、日蓮大聖人の正法正義を貫き、国家神道の強要を拒絶したことで、軍部政府の弾圧によって逮捕。第2代・戸田城聖会長(当時は理事長)と共に投獄された。
取り調べの官憲にすら堂々と仏法の正義を語り、大聖人の御精神のままに戦い切った牧口会長は、獄中で殉教。一方、生きて獄舎を出た戸田会長は、恩師の命を奪い、幾百千万の民衆を死地に追いやった権力の魔性に、断じて仇を討つべく、戦火の焼け野原に一人立った。
それは、宗教に正邪があることを人々に教え、大聖人の仏法によって救い、民衆の連帯で権力の魔性をねじ伏せていく、壮大な宗教革命への挑戦であったといえよう。 そしてこの未聞の闘争を実現するべく、あらゆる局面で師と共に戦った青年こそ、若き池田名誉会長であった。
19歳で戸田会長と出会った名誉会長は、苦難の日々にあって、ただ一人、師を守り抜いた。「戸田大学」で万般の学問を教授され、不二の弟子として立ち上がり、すべての戦いにおいて、広布拡大の突破口を開いていったのである。
恩師亡き後も、〝空中分解する〟といわれた学会を支え、第3代会長となってから半世紀――。法華経の未来記が描き、大聖人が遥かに予言した「一閻浮提広宣流布」は、名誉会長によって、仏法史上初めて実現をみた。

「平和の世紀」構築へ 世界広布の大道を征け

「地球上から悲惨の二字をなくしたい」と願われた先生。そして、民衆の生存権を脅かす核兵器の廃絶を叫ばれた先生――その遺訓を実現するために、弟子は一人立った。
戦争を永遠に葬り、断じて平和の世紀を創るのだ!
それには、生命の尊厳の大法を叫び抜き、世界広布を遂行していくしかない。
私の胸ポケットには恩師の写真があった。
世界広布の長征を、師弟一体で開始したのだ。(「随筆 人間世紀の光」〈人類の平和の大道〉) 

挿絵

創価三代の師弟の80年を貫く闘争――それは、「戦争の世紀」で最大の犠牲者となった民衆に勇気と哲学を与え、民衆の力で「平和と人道の世紀」を開きゆく戦いであった。
一人の人間における偉大な人間革命が、世界の運命をも変えうることを、わが身をもって後世永遠に刻み残す戦いであった。
名もなき青年が、正しき師と共に立ち上がり、師と共に戦うならば、いかなる障害をも乗り越え、勝ち越えていけることを、末法万年に証明する戦いであった。
弟子の勝利で、師の恩に報いる――名誉会長が初代・2代会長を全世界に宣揚しなければ、その崇高な精神と生涯は歴史に埋もれていたかもしれない。
いかに時代が変わろうとも、「師への報恩」「師弟一体」こそ、創価の永遠の勝利の方程式である。 

恩師は言われた。
「青年ならば、全世界の運命の中に自分を置いて、発想し、行動するのだ」
青年よ! 若人たちよ!
私は、君たちに燦然たる世界広布の大道を開き、広げてきた。
その光輝満つる使命の道を、朗らかに堂々と歩み進んでくれたまえ!(「随筆 人間世紀の光」〈平和の連帯「SGI」〉)

(創価新報2012年1月1日付3面から転載)